新人こそ知るべき!「最初から100点」を目指すと損する理由

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最初にタイトルの理由から!

理由:自分の思う100点満点の資料は、だいたいやり直しになるから

新卒や若手の頃、「新人で経験も浅いからこそ、せめて少しでも努力して完璧な仕事を目指さなきゃ」と思いますよね。

その真面目さは素晴らしい!

…でも、残念ながら、あなたが考える「100点の仕事」を目指す働き方ほど、非効率で損をするものなのです。

なぜなら、あなたの考える「100点」と、上司が求める「100点」は、大抵ズレているからです…!

新卒の頃、完璧を目指して作った資料が上司の『このページ丸ごと、今回の目的には不要だね』の一言で終わったことがあります。

あの虚しさと言ったら…

さらに言えば直属の上司と更に上の上司の判断は異なっていることも多く、万人に100点と判断される資料なんてないことも。

あなたが費やした時間と労力は、上司のたった一言で、一瞬で無駄になってしまうのです…

ここからはそんな悲しい思いをしないために、どうすれば良いか一緒に学んでいきましょう!

「完璧主義」が陥りがちな罠

あなたの根っこにある「完璧主義」は、「少しでも周りの役に立とう、少しでも上司からの期待に応えよう」という真面目さから生まれています。

しかし、その真面目さが逆に、あなたを追い詰めていませんか?

かつての自分は、一つの資料作成に必要以上に時間をかけてしまい、そのせいで他の仕事が締め切りに間に合わなくなってしまうという最悪の失敗を犯しました。

そして結局、上司から「なぜその仕事にそんな時間をかけているのか」と指摘を受けることになりました。

その通りなのですが、真面目に頑張っているつもりだったのでキツかったです…

完璧を目指すあまり、仕事が遅くなり、こなすべき仕事が終わらず本末転倒になってしまう。これが、若手ビジネスパーソンの陥りがちな罠です。

仕事を効率よく進める「60点提出」の威力

では、どうすればこの「無駄な残業ループ」から抜け出せるのでしょうか?

答えはシンプルです。「最初から100点を目指すのをやめて、60点でいいからまずは早く出す」というマインドに切り替えることです。

僕自身の経験からも、この「60点提出」はコミュニケーションと作業効率の両面で圧倒的な効果がありました。

この作戦のポイントは次の通りです。

●早期に上司のイメージとすり合わせよう

資料の構成案や方向性、核となるデータなど、自分のイメージが伝わるレベル(60点)まで整えたら、とにかく早めに上司に相談します。

具体的に言えば、図表などの見栄えや細かい文言、細かいデータは後から詰めれば良いということです。この「仮提出」によって、無駄な修正が激減し、上司とのコミュニケーションも円滑になります。

●スピードが評価につながる

完璧ではないかもしれませんが、対応の早さは上司にとって非常に価値があります。

実際、僕が60点提出を始めたことで「対応が早い」という評価につながり、結果的に信頼度も上がりました。

しかしこんな心配もあるかもしれません。

仕事によってはクオリティを求められることもあるし、60点以上、ときには100点を求められる仕事もあるんじゃないの?

そういう時も、最初は60点で出してほんとに大丈夫なの?

結論から言うと、その場合も最初は60点で出すべきです。厳しいクオリティを求められる案件ほど、あなたの60点提出は最高の「確認作業」になります。

  • そもそもその仕事が本当に100点を求める仕事なのかが確認できる。→100点を求められない仕事なら作業量を減らせる。
  • 100点を求める仕事だったとして、上司の思い描く100点の資料の方向性がわかる。→無駄な手戻りが少なくなり、効率よく仕事を進められる。

仕事において100点を求められる場面は多くないですが、もし必要な場合、上司はあなたの60点を見た段階で明確に指示を出してくれるはずです。

もしどの水準までという話がなければ聞いてみよう!

もし教えてくれない時は80点くらいまで仕上げて、また相談してみよう!

もし最終的に100点を求められる仕事でも、最初からあなたの独断で100点を目指して無駄な作業をするより、上司の口から直接必要な要点を引き出せる方が遥かに効率的です。

完璧主義は捨てて大丈夫です。「まず出す」ことで、相手の求めるゴールを正確に把握する。これも「効率よく仕事を進める技術」の一つだと考えてみてくださいね!

80点から100点へ。その労力は誰のため?

さらに言えば最も時間と労力を消費するのは、実は「ある程度仕上がっているものを100点に詰め切る」最後の仕上げ部分です。

例えば資料の細かい見栄えの調整や、まず使わなそうなバックデータの収集など…

こういう仕上げの作業って絶対必要なケースが少ないし、他の人から見るとそこまで変わらなかったりするんだよね…

その割に60点までの作業以上に時間も労力もかかる…

この最後の20%を切り捨てる勇気を持つことで、あなたは他の作業時間に回すことができ、気持ち的にも余裕ができるはずです。

まとめ

ここまでのまとめです!

  • そもそも100点を求められる仕事は少ない
  • 思い描く100点の仕事は人によって違う。なので最初から100点を取るのは無理に近い
  • 早めの相談をすることで、効率よく仕事を進められる上に上司からの信頼にも繋がる

100点を目指すより、早く仕上げることが大事な場面はとても多いのです。

人によって100点の資料は違うから、一回で完璧を目指すのは無理。

仕事で100点を求められることは多くないし、60点、80点をたくさん取ろう!

「60点提出」を徹底するだけで、作業時間は大幅に削減できます。その時間は、他の優先度の高い作業に回すこともできますし、残業時間を削り、プライベート時間を確保することにも繋がります。

最初から100点を求めすぎてしまう人は、まずは未完成でも良いから早めに相談してみよう!

「完璧でなければ」という思い込みを捨て、まずは「スピード」と「方向性のすり合わせ」を最優先にしてみませんか?

きっと、明日からあなたの働き方は劇的に楽になるはずです!

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