結論:ポジション確立は「快適な仕事環境」を自分で築く必須作業
会社で働く上で、あなたのスキルや実績はもちろん重要です。
しかし、それ以上に「社内でどんなキャラクター(ポジション)として認知されているか」は、仕事の進めやすさに極めて大きく影響します。
ここで言うポジションとは、役職的なことではありません。
あなたの周囲(上司、先輩、他部署)に、「あの人は○○な人だ」と認識されている、あなたの社内ブランドのことです。
このポジションを意図的に取ることで、人間関係のストレスを減らし、仕事をスムーズに進められるようになります。

新入社員の頃に厳しい納期を設定された際、その納期では厳しいことを伝えても「やってみなければわからない」と言われ、意見を取り合ってもらえないという経験をしました。

この経験から、「ポジションを取ることの重要性」を痛感しました。
ステップ1:まず目指すべき「愛されキャラ」の戦略
若手が最初に目指すべきは、先輩に可愛がってもらえるポジションです。
これは、組織内での「守り」と「学び」を最大限に確保するための、最も効果的な戦略です。
1.愛されキャラがもたらす「守りのメリット」
先輩に可愛がってもらえるポジションを確立することで、あなたの社内での居心地は格段に良くなります。
理不尽な叱責を受けにくくなる: 可愛がってくれる先輩がいることで、その人が自然とあなたの味方になります。
その先輩が味方になってくれることで、他の人からも狙われにくくなる効果があります。

実際、先輩と仲が良い人は(理不尽な人から)ほとんど理不尽な扱いを受けていないと感じています。
ミスへの寛容性: 万が一、多少のミスがあっても目をつぶってもらえたり、リカバリーのチャンスを与えてもらいやすくなります。
(筆者の体験) 他の業務に追われ日常業務の処理が漏れていた際、先輩から「もーしっかり!笑」くらいの軽い感じで流してもらえたことがありました。
普段からの関係性があったからこその寛容さだと感じています。

先輩その節はありがとうございました…
2.愛されキャラがもたらす「学びのメリット」
先輩に質問しやすくなる
自分の場合、関係性が微妙なうちは本当にどうしようもなくなるまで先輩に質問できませんでした。
しかし可愛がってもらえるようになると、先輩に話しかける、質問するといったハードルがぐっとさがり、早い段階で相談できるようになりました。
その結果、仕事の質、速さともに上がりました。またわからなかったことを色々教えてもらううちに知識もつき、自分の業務レベルも上がりました。
色んな情報を教えてもらえる
先輩に可愛がってもらうことで、仕事の知識を教えてもらえることは前述の通りですが、他にも仕事に役立つ色々なことをおしえてもらえることがあります。
たとえば下記のような内容です。
- この案件はこの人が詳しいから聞いてみると良い。
- この部署のキーマンはこの人だから、この人に話を通しておくと良い
これにより、事前にトラブルを防いだり、もしトラブルが起きてもスムーズに対応出来るようになりました。

意外とこういう情報って貴重、かつ重要です!
3.【重要】愛されキャラの具体的な行動
「愛されキャラ」を目指す上で、僕が行った具体的なアクションは以下の通りです。
(新人の場合、そもそも可愛がってもらいやすいこともあり、そんな特別なことはありません!)
・(あたりまえのことですが)挨拶する、お礼をしっかり言う、人によって態度を変えないなど基本的なことを徹底する。
・先輩が困っている時にさりげなくフォローする。
先輩も人なので、

こいつ、このサポートしてくれたら助けてあげよう
という気持ちになってくれる方も多いです!

注意点として恩着せがましいのは逆効果です。アピールはほどほどにしておきましょう…
普通に信頼されて、しれっと先輩のフォローもしている…みたいなキャラクターを目指していきましょう!
ステップ2:次に目指すべき「仕事ができるキャラ」の戦略
「愛されキャラ」で土台を築いたら、次に目指すのは、「仕事ができるキャラクター」です。
このポジションは、あなたの「発言力」を高めます。
1.発言力が増し、「交渉の余地」が生まれる
仕事ができるキャラになると、あなたの発言一つ一つに説得力が生まれます。
無茶な指示を防げる: 無茶なスケジュールを提示されても、「これまでの経験的に、その手順だとこの部分は厳しい」と発言した際に、「こいつが言うならまあそうなのかな」と思ってもらえ、無理な指示を撤回してもらえるなど、色々な所で交渉の余地が出てきます。
(実際の事例) 「今、急ぎで重要なこれらの案件があり、スムーズに進んでもその処理が〇〇までかかる。その案件の方が優先度が高いと思うので〇〇以降で処理させてもらうか、処理に慣れている他の方にお願いしてもらうことはできないか」と相談し、納期の延長、または担当の変更をしてもらえたことがあります。
キャパシティを超えたときの防御: 自分のキャパシティを超えそうになったら、「こいつは仕事色々やってるし」と周囲に認識してもらえるため、上司や先輩が他の人に仕事を振ることを考えてくれるようになります。
2.仕事ができるキャラと認められるために
「仕事ができるキャラクター」だと認められるために、僕が最も重要だと考えているのは、その仕事ごとに求められていることを理解し、その求め通り処理することです。(案件によってスピード、質、独自の意見など求められることは異なるため)
【注意点】
前述の通り先輩に可愛がってもらえるようになることは非常に重要ですが、少しだけ注意点もあります。
それは先輩の言う事を何でも聞いてしまい、言えば何でもやってくれる手下のような都合の良い存在にならないことです。
もしそうなってしまうと可愛がってもらい職場の居心地を良くするという目標から遠ざかり、まったく過ごしやすくない職場環境になってしまいます。
そうならないためには、以下のようなポイントを意識しましょう。
無理なお願いは聞かない: 出来ないものは出来ない、ただ「ここまでは出来る」など自分の主張も入れつつ対応する。
持ちつ持たれつの関係: 自分ばかりが先輩の手伝いをしていたら、逆にたまには先輩にも手伝ってもらったりするなど、一方的ではなく持ちつ持たれつの関係にしていく。
このようなポイントを意識することで先輩の手下のようになってしまうことを避け、良い関係性を築きやすくなります。
まとめ
ポジション確立は「快適な仕事環境」をデザインするより過ごしやすい職場環境を目指すためには、ポジションが非常に重要です。
特に若手の場合、最初に目指す所として「可愛がってもらえるキャラクター」を、次に目指す所として「仕事ができるキャラクター」を狙っていくと、スムーズに社内でのポジションを確立できます。
会社でのポジション確立は、ストレスなく、最高のパフォーマンスを発揮できる快適な仕事環境を自分でデザインするために避けて通れない必須の作業です。
今回の内容を踏まえ、ぜひ今の職場環境を少しでも働きやすいものにしてみてください!


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